台風11号の被害が拡大しているベトナム北部では、死者と行方不明者が290人を超えていて、現地に拠点を持つ日系企業にも工場の操業がストップするなどの影響が広がっています。
今月7日にベトナム北部を直撃した台風11号は、各地で暴風や洪水、土砂崩れなどの壊滅的な被害をもたらし、フート省では9日、増水した川にかかる鉄橋が崩落し、複数の車両が巻き込まれました。
ベトナム国営メディアによりますと、11日の時点で、犠牲者は152人に上ったほか、140人が行方不明になっているということで、被害はさらに拡大するおそれがあります。
また、ジェトロ・ハノイ事務所によりますと、工業団地が集まる北部のハイフォンなどでは、製造業を中心に少なくとも44社の日系企業が停電や通信障害に見舞われ、一部の工場では長期の操業停止を余儀なくされているということです。
台風11号が熱帯低気圧に変わったあとも、断続的に大雨が降っていて、気象当局は首都ハノイを流れる河川の水位が急激に上昇しているとして、洪水への警戒を呼びかけています。
注目の記事
若者に広がる住宅ローン"50年" 建築コスト増で総返済額より毎月の支払いを重視…金融機関・購入検討者・ハウスメーカー・FP それぞれのリアル 35年返済は終焉に向かうのか

【独自】「私が母でなければ…」山上被告の母が語る後悔 “献金”の実態は? 旧統一教会めぐる2つの裁判の行方【報道特集】

「息子のあんたが責任を持って殺しなさい」8年間の孤独な介護の末、91歳の母親の命を絶った男性の苦しみ “介護殺人”を防ぐには【news23】

「別腹」は気のせいじゃない…正体は脳と胃が連動して起こる “生理反応” 食べたい誘惑に打ち勝つ!医師が解説

クマ外傷の9割は“顔面”を損傷「鼻を拾って外科手術で…」100例以上診た医師が語るクマ襲撃のリアル「精神的なダメージも深く」後遺症でかすむ日常

「太陽系外から飛来」の恒星間天体「3I/ATLAS」が最接近へ 「観測史上3つ目」宇宙望遠鏡が捉えた姿









