松川市長の急逝に伴う宜野湾市長選挙が8日投開票され、元宜野湾市長の佐喜真淳さんが3回目の当選を果たした。翌9日「RBC NEWS Link」にスタジオ出演した佐喜真新市長は番組のインタビューで市政を担う意気込みを語った。(聞き手:與那嶺啓キャスター・今井憲和記者)
ーー有権者市民は“街づくり”に期待している。開発が進む西普天間住宅地区を含めて、街づくりの展望は
▽佐喜真市長
「琉大医学部付属病院が来年1月、4月に開院・開学します。既存の街、ヒルズ通り会との連携、事業化している「門前町構想」との連携も含め、“元の”賑わいのある地域に変化させていけたらと思っていますし、琉大と連携することによって個性あふれる街になっていくと考えております」

ーー普天間基地の返還について。返還期日を明らかにしたうえで、返還までの間はオスプレイなどの常駐機は辺野古を含めた全国に分散移駐すると言ってきたが

▽佐喜真市長
「私が以前市長の時にもKC-130という空中給油機を岩国基地(山口県)の方に15機、先行移駐をして頂きました。普天間飛行場の負担軽減推進会議という、国・県・市の枠組みがありますから、そこでの議論のなかで色んな可能性を模索しながら、政府にしっかりと訴えていく」
「(普天間飛行場は)返還合意から28年たっております。「とにかく普天間飛行場の被害から解放してくれ」ということが今回の選挙で示されましたので、それをしっかりと政府の方々にも伝えていきたいと思いますし、それをやることが何よりも市民のためになる、結果が残せる。誠心誠意、全力で頑張っていきたい」