浄土真宗の寺院に伝わる文化財などを一堂に集めた特別展が10日から始まります。
特別展では、宗祖・親鸞が教えを記した書物など、貴重な資料を見ることができます。
仙台市博物館では10日から始まる特別展を前に、内覧会が開かれ、関係者およそ80人が参加しました。

教行信証は、今からちょうど800年前に浄土真宗の宗祖・親鸞がその教えを記した書物です。京都の東本願寺に収蔵されていて東北での展示は初めてです。

このほかにも伊達政宗が寄進した鐘など、東北ゆかりの文化財が数多く展示されてます。
訪れた人:
「東北地方にこれほど多くのものが残っていることにびっくりした」
仙台市博物館学芸員 寺澤慎吾さん:
「東北地方にこれだけ多くの中世にさかのぼる作品が守り伝えられてきたことを感じていただけたらと思います」

この特別展は、親鸞が去年で生誕850年を迎えたことを記念して企画されたもので、仙台市博物館で、10日から11月4日まで開催されます。