今回の大雨被害を受け、山形酒田市では市議会議員が早期復旧を求める要望書を市に提出しました。
ふたたび災害が起こらないための改良復旧の推進など、よりきめ細かな支援を求めていきたいとしています。
「要望書を提出させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」
「ありがとうございます」

けさ、市に要望書を提出したのは酒田市の市議会議員10人です。
要望書では、甚大な被害を受けた河川や道路について、ふたたび災害が起こらないよう改良復旧の推進を県や国に要望することなどを求めています。

酒田市市議会 進藤晃議員「原型復旧ではなくて災害が起きないような形で改良復旧で予算付けを要望していいただきたい」
早期復旧への願いは、河川や道路に限りません。
八幡地域のこちらの保育園では浸水被害の影響で、園児たちは今も10キロほど離れた市内の別の保育園に通っています。

酒田市市議会 遠田敏子議員「年長さんはそこから卒園できるように要望もありましたので一日も早く前進できるようにお願いします」

被災した地域で、一刻も早く元の生活が送れるようにとの声も伝えられていました。
また議員からは復旧や支援が広がる一方で、被災者の申請手続きが複雑化しているという意見も聞かれました。
市では浸水被害に関する独自の支援制度を設けていて、きのうから市役所1階に相談窓口を設置して対応にあたっているということです。
