橋の名前などを記した金属製のプレート「橋名板」です。
岡山県内では先月から「橋名板」の盗難が相次ぎ、県内の自治体で100枚以上が盗まれていて、被害金額は820万円あまりに上っています。

なぜ「橋名板」が狙われる?
(坂井亮太記者)
「日中は多くの車が行き交う岡山市中区の『新中島竹田橋』です。こちらには橋の名前などが記された『橋名板』という金属製のプレートがあったのですが、無くなっています」


橋に設置されていた名前などを記した銅やブロンズ製の「橋名板」。その盗難被害が岡山県内で相次いでいます。違う橋でも…。さらに別の橋でも…。
何者かによって持ち去られています。

(通行人)
「許されることじゃないと思いますし、やっぱり怖いということはありますね」「ここに目を付けたかって感じですね」


先月16日、岡山市は市内3か所の橋で合わせて12枚の橋名板が盗難被害にあったと発表しました。

(小寺真生記者)
「瀬戸内市の伊郷木橋です。この付近16の橋から橋の名前の係れていたプレートが盗まれていたということです」
岡山県は県が管理する橋3000か所あまりを調査。このうち12か所で、41枚の橋名板が盗難被害にあっていたということです。

また、岡山市も独自で市内の約440か所にあるすべての橋を調査し、21か所で12枚が盗まれていたことが分かりました。

(岡山市道路港湾管理課 大山浩史課長)
「(橋名板を)固定している「留め金・ボルトを無理やり破壊して取り外されている」という手口になろうかと思います。盗難にあっている場所をみますと、やはり比較的夜間であれば人通りが少ないですとか、照明が比較的暗いですとか、そういったところのほうが多く盗難にあっていると考えています」
