香川県琴平町の金刀比羅宮の本宮などあわせて12棟の建造物が国の重要文化財に正式に指定されました。

今月15日付で正式に国の重要文化財に指定されたのは、金刀比羅宮の本宮や別宮など12棟の社殿群です。

本宮の壁や天井には、桜の木を表現した木地蒔絵が施されています。

本宮と別宮を約40メートルの渡り廊下でつなぐ配置は、金刀比羅宮独特のものです。

今回の指定は、明治新政府の神仏分離で寺院から神社へと変容した境内の姿を現在に伝えている点などが高く評価されました。

指定を受け、金刀比羅宮は「国民共有の財産として後世に伝え残す責任を果たすべく努力して参りたい」とコメントしています。