去年の大雨で大きな被害が出て、運休が続く山口県のJR美祢線についてです。
JRから復旧には5年程度の工期と58億円の費用が必要と示されました。

JR美祢線利用促進協議会の復旧検討部会の初会合が開かれました。
この会は鉄道以外の方法を含めた公共交通の在り方を検討するものとして、JR側の提案で設けられたものです。議論は非公開で行われ、JR側から復旧費用は58億円で、工事は5年程度必要とする見通しが示されました。
JRは「単独での復旧は困難」と、これまでの主張を繰り返したということです。さらに県が行う厚狭川の河川改修についてJRは、改修工事を終える見通しがたたないうちは、被災のリスクがあることから着工できないとしました。
そのうえで復旧後も、単独では難しいとの立場を繰り返しました。
沿線の自治体は、復旧はJRが行うべきと議論が並行したままです。
今後は代行バスを使っての実証実験を行うなど、作業を進めながら話し合っていくとしています。