8月30日午後、静岡県富士市内で発見されたニホンザルを捕獲するための麻酔銃を誤って発射し、近くにいた女性に当たる事故がありました。銃を扱っていた業者の男性は、30年以上のベテラン。事故はなぜ起きたのでしょうか。
事故が起きたのは、30日午後のことでした。富士市役所にJR富士川駅近くの道路沿いに「サルがいる」と通報があり、市の職員3人と市から委託を受けている業者が現場に駆け付けると一匹のサルを見つけました。そこで業者の男性が準備をしたのは麻酔銃。しかし、ここで思わぬ事態が起きます。
<富士市環境保全課 鈴木宏昌課長>
「エアガンなので空気のガス漏れを気にしてその作業をしていた時に(引き金に)触れてしまった」
男性が誤ってトリガーに触れると銃から体重15kgのサルに効果がある量の麻酔薬が仕込まれた矢が放たれ、近くにいた女性の左肩に刺さったのです。
富士市によりますと、銃を扱っていた男性は捕獲歴30年以上のベテラン。準備は銃口を人に向けた状態で行われ、女性の「痛い」という声を聞くまで誤発射にも気づきませんでした。女性は一時意識を失いましたが、その後、回復し、夜には帰宅したということです。
まさかの事故に、富士市の小長井義正市長は「大変遺憾であり、被害にあわれた方に心からお詫びを申し上げます」とコメントしています。
この事故で困ったのが地元の住民です。
<山本太朗記者>
「麻酔銃の誤射があったとみれられる現場に来ています。住宅街の裏には山があり、富士市によりますと、今年に入り、サルが頻繁に目撃されているということです」
現場周辺では、家庭菜園の野菜が食べられたり、車のバンパーが傷つけられたりしたほか…。
<住民>
「私の娘が学校に行く途中で、サルと出くわして、目が合ってしまって、サルの方が足をひっかいていった」
富士市ではサルを捕まえようと、29日は朝から周辺のパトロールをしていました。
<富士市環境保全課 鈴木宏昌課長>
「サルは、箱罠には入らないので、麻酔銃を使わなざるを得ないので、県の指導を受けながら、できる限り早く再開できるようにしたい」
いったい、サルは捕まえられるのか。まさかの事故もあり、住民の不安は募るばかりです。
注目の記事
「私はすぐさま殺しに行きました。飛びかかりに行きました」裁判所で娘を殺害した少年に対面した父 遺族を襲うマスコミの過熱報道と司法の壁「減刑された理由はなんですか、裁判長」【女子中学生殺害遺棄事件/第3話】

11歳息子を殺された父「加害者との糸を絶やさない」関係を断てば「望む謝罪・賠償すら得られない」受刑者から途絶えた手紙…面会で知った真相に怒り「裏切られた」

中国のカキ養殖ブイ「環境に優しい」はずが大量の漂着ごみに… 扱いを誤ると破裂のおそれ、まるで “風船爆弾” 安全な処理方法とは

16歳で意に沿わぬ結婚…フィリピンに残された残留2世の現実 いまだ無国籍状態も…背景に“戦後の激しい反日感情” 終わらない戦後を追う

「森と自分、お互いが共に豊かになれるように」 森の香りをアロマに 1kgの枝から精油 わずか4ml 枝の採取、蒸留も自ら 山梨で手作りのアロマブランド

「暴力と胸や尻を触るセクハラが日常に」北海道京極町の農業法人で虐待か…避難したミャンマー人女性4人が明かす凄惨な実態 町議務める“父親”ら取材に応じず《連載1》









