山口県警とUBE三菱セメントが災害で道路が損壊して警察車両などが通れなくなったとき、専用道路を通行できるようにする協定を結びました。

山口県警の坂本英治警備部長とUBE三菱セメント・宇部セメント工場の村山亮一工場長が協定書に署名しました。

協定では、災害が発生して県内の道路が損壊し被災地に向かう警察車両の通行に支障が出た場合、UBE三菱セメントの宇部伊佐専用道路を通行できるようにするものです。

宇部伊佐専用道路は全長およそ32キロの日本一長い私道で、セメントの原料などを運んでいます。

UBE三菱セメント宇部セメント工場 村山亮一工場長
「過去発生した災害の時ではできなかったことがわれわれの専用道路を使うことによって迅速に行えたということになればいいなと思います」

山口県警では今後、大規模災害が起きた時の専用道路の有効な活用方法を検討していきたいとしています。