今月18日から石川県で開かれたサッカーの全国中学校体育大会に出場した山口県代表の高川学園の部員らが食中毒の症状を訴えていたことがわかりました。

部員を含む72人が症状を訴えているということです。

金沢市保健所は高川学園が宿泊していたホテルの飲食店で食中毒が発生したと断定し営業停止処分を発表しました。


高川学園によりますと、部は今月18日から石川県で開かれたサッカーの全国中学校体育大会に県代表として出場。3位になりました。

23日の決勝戦を観戦していたところ、1人の部員がいきなりおう吐をし、その後も、引率していた教員と部員32人のうち19人がおう吐や下痢の症状を訴えたということです。

また高川学園以外の学校の他の競技に出場していた団体も同様の症状を訴えていました。

これを受けて金沢市保健所が調査したところ、宿泊していたホテルにある飲食店」で食事をしていたことが分かりました。


全国中学校体育大会に出場した団体8グループと、そのほかの利用者165人のうち72人が同様の食中毒の症状を訴えていて、現時点で7人と従業員の1人の便からノロウイルスが検出されたということです。

飲食店はきょうから29日までの3日間は営業停止となっていて、保健所では調理に取りかかる前やトイレのあとには手を洗うことや容器などは消毒の徹底すること
などを呼びかけています。