出馬表明を終えた石破元幹事長は政治家としての一歩を踏み出した地で父の墓前に最後の戦いを報告しました。
「今度自民党の総裁に立候補するということに宣言させて頂きました。長いこと皆さんに世話になってきました、38年、この集大成、総決算させて頂きたいと思いよります。」
立候補表明の日の夕方、石破元幹事長は八頭町の夏祭り会場に。出店を1軒1軒回ってカレーやビールも口にしました。
祭の活気の中、ビールを片手に語ったのは。
自民党 石破茂 元幹事長
「単なる豊かさじゃなくて、みんなが笑顔で暮らせる国、ののしりあうんじゃなくてみんなが笑顔で暮らせる、そういう国にしたいなぁ。」
岸田総理が総裁選不出馬を表明した中、次の総理は、との報道機関などの世論調査では常にトップランクに位置していて、地元からは次こそ石破さん、鳥取県から初の総理をと期待が高まっています。
祭会場の地元の人
「やっぱり、誇りですね。」
「八頭町で(出馬宣言を)してくださったというところが、みんな多分うれしかったんだと思います。もちろん応援します。」
自民党総裁選は9月12日告示、27日投開票で、立候補表明は石破元幹事長が2人目、他にも多くの国会議員か立候補に意欲を示していて、大混戦の様相です。
先頃出版された石破さんの本の一節、「天命が降りない限り総理になることはありえない」、では天命の兆しは見えるのかと石破元幹事長に問いました。
自民党 石破茂 元幹事長
「天は努力をした者しか助けないということだと思っています。人事を尽くして天命を待つというのはそういうことだと思っています。なおなお努力が足りない、なおなお人事は尽くせていない、そのうちに天命は降るものであって、今兆しが見えているなぞというおこがましいことを申し上げる積もりは全くございません。」
地元の期待を背負って「最後の戦い」に臨む石破元幹事長、果たして総裁選での勝機はあるのでしょうか。