札幌で介護事業を展開する「HTC」が大分市の医療法人を訪れ、今後の連携に向けて施設の見学などを行いました。

大分市の医療法人進修会メディケアおおつかを訪問したのは、札幌市内で「デイサービス我が家」や訪問看護など10の事業所を展開する「HTC」の臼井宏太郎社長です。

臼井社長は日田市出身で、東京のコンサルティング会社を経て独立。2009年に介護事業の会社を立ち上げました。

HTC 臼井宏太郎社長:
「日田市の実家は呉服店を営んでいましたが、苦労する両親を見ていたので、私が経営者に、しかもゆかりのない雪国でなるとは夢にも思いませんでした。こうして故郷の法人と交流できて縁を感じます」

2023年11月にメディケアおおつかが、HTCのデイサービス事業を視察に訪れたことから交流が始まりました。

臼井社長は8月5日、クリニックや介護施設などを訪れ、稼働状況やサービス内容、連携面について視察しました。

HTC 臼井宏太郎社長:
「弊社は介護事業が主力のため、看護・医療との連携が課題です。2030年の中長期計画に向けて連携の部分を学ばせていただきました。逆に弊社への視察も九州の医療法人が多く来ているので、今後故郷・大分などで事業連携できればと思っています」

HTCでは今後もメディケアおおつかと情報交換をしながら、研修会などを通して大分の介護業界に貢献していきたいとしています。