コメの品薄が続く中、早生品種「つきあかり」の品質検査が26日から新潟県上越市で始まりました。初検査での一等米比率は100%でした。

冷めても食味が落ちず、粒が大きい『つきあかり』は、より早く新米を届けるために、JAえちご上越が生産に力を入れている品種です。

猛暑に苦しんだ去年は、初検査での一等米比率が61.1%にとどまりましたが、今年の検査結果発表は、「つきあかり、重さでいうと1万8360キロを検査させていただいた結果、すべて一等と格付けさせていただきました」。

今年の『つきあかり』は、程よい雨で登熟が進んだ結果、粒に濁りもなく厚みも十分で、例年に比べても良い結果が出たということです。

【JAえちご上越 羽深真一経営管理委員会 会長】
「非常にいいスタートが切れたと思います。コメ不足という話も出ていますが、一日も早く消費者の皆さんに“えちご上越米”を届けられるように…」

今年の『つきあかり』新米は、8月末以降順次、関東のスーパーマーケットの店頭に並ぶということです。