「万が一何か発生しても説明責任果たす」

これに対し九州防衛局は住民の不安を払拭するため説明責任を果たすと繰り返しています。

九州防衛局 中辻綾太 企画部長「我々としてできることは安全対策はもちろん、そのうえで説明責任を果たしていくことだと思う。当然今まで見たこともない航空機が来るわけなので、不安や懸念の声もたくさんもらっている、われわれとしては一つ一つ真摯に耳を傾けるとともに、一番できることは説明責任を果たすこと、万が一何か発生した場合にも説明責任を果たせてもらいます」

国際線が就航する佐賀空港

佐賀空港には今、韓国のソウル、中国の上海、それに台湾の台北とを結ぶ定期便が就航していて、観光客の誘致に一役買っています。

その傍らで駐屯地の建設工事は24時間態勢で休日も行われています。

海洋進出を進める中国を念頭に九州防衛局は来年6月末に「オスプレイの移転に最低限必要な工事」を完了させる予定です。

九州防衛局 中辻綾太 企画部長「(安全保障の環境は)戦後最も厳しくて複雑と評価している。台湾周辺の海域で中国が軍事演習することもあり、2022年には中国が発射したミサイルの一部がわが国のEEZに着弾することもありました」

中国や台湾の観光客も利用する佐賀空港で南西諸島の防衛力を強化する駐屯地の建設が進んでいます。