霧島山で火山性地震が増加しています。
気象台は規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性があるとして留意するよう呼びかけています。

霧島山では、19日午後8時ごろから、大浪池付近の浅いところを震源とする地震が増加。
午後8時36分と午後9時6分に鹿児島県霧島市などで震度1を観測しました。

また、霧島山では今月11日には韓国岳付近の浅い所を震源とする、震度1の地震を観測しています。

韓国岳周辺の火山性地震の回数は、今月1日から7日までの1週間には12回でしたが、日向灘で地震のあった8日から20日正午までに984回観測されています。


気象台は「日向灘を震源とする今月8日の地震と火山性地震の増加の関連については不明」としていて、「この火山性地震による火山活動の変化は認められない」としています。


一方で、「活火山であることから、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性がある」として留意するよう呼びかけています。