8月7日まで日米共同訓練が行われた大分県にある日出生台演習場。アメリカ軍による訓練の頻度が増す中、長年記録し続けてきた写真家がいます。

離島の防衛を想定し陸上自衛隊とアメリカ海兵隊が連携を深める国内最大規模の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」。大分など5つの県で8月7日まで実施されました。

高見剛さん:
「りゅう弾砲が走り出した。いつもの砲弾ポジションに今移動してきてるんですよね」

別府市在住の写真家・高見剛さん(73)。日出生台演習場で1999年から始まったアメリカ海兵隊による実弾射撃訓練を記録し続けています。

高見剛さん:
「僕は記録者だから賛成も反対もなしに、いい方向へいくのを願いながらここで記録するしか手がない」

アメリカ軍による訓練をめぐり、地元では根強い反対運動が続いています。高見さんは住民の思いや生活への影響をまとめたドキュメンタリー映画を手がけ、おととし地元の映画祭で発表しました。

高見剛さん:
「平和な時代になればこういう映画を作らなくてもいいようになると思う。一緒に考えてほしい」