―女将さんから『やりましょう』と言われたときは?
芸歴約50年てつこさん
「『ぜひ』って言いましたよ。『いいですか?』という感じで。私たちを少しでも景気を良くしてあげようと思って考えてくれたと思う」

もちろん、みんな太鼓は素人。最年少のゆりさんは踊りは教えられる立場ですが、太鼓は先輩と教えあえると新鮮さを感じています。
芸歴約25年ゆりさん
「太鼓は『これ、なんか違うんじゃない?』って言える。お互い初めて同士なので」
―太鼓ではいろいろ言い合える?
「言い合えるというか、勝手に言っちゃっているかもしれないんですけど、言い合えると思っています」

9月8日の『黒湯の日イベント』本番では地元の人や観光客に向けて練習の成果を披露します。
高志の宿 高島屋 高島基子女将
「(完成度は)まだ50点じゃないでしょうかね。もう50点、何とか何か月かの間で頑張れればと思います」
芸歴約50年 てつこさん
「太鼓はけっこう良い音がするので、音でみなさんに喜んでもらえればなと。ちょっとしたパフォーマンス、芸者衆らしい何かをできたら良いかな」

岩室芸妓と女将たちによる太鼓演奏は、9月8日新潟市西蒲区の旅館「穂々(ほほ)」で行われます。この日のために作ったオリジナルの曲を披露するということです。
県内の芸妓発祥の地、岩室温泉で芸妓たちの新たな挑戦が始まりました。