今年度から青森県むつ市で生産が始まった「加工用ジャガイモ」が収穫の時期を迎えていて、19日に第1便を載せたトラックが、栃木県の市場に向けて出発しました。

初出荷されたのは、むつ市で生産が始まった「オホーツクチップ」という品種のジャガイモ約7トンです。

むつ総合卸売市場で19日に行われた出陣式では、関係者がテープカットを行って初出荷を祝いました。

むつ市では、冷涼な気候を活かして今年度から市内の4件の農家がジャガイモの生産に取り組んでいて、今シーズンは約30トンの生産を目指しています。

生産者 工藤拓郎さん
「はじめて作ったので、右も左もわからず、周りの人に助けてもらって、教えてもらって出荷できたのでよかったです」

むつ市 山本知也市長
「むつ市の特産品が1つ増えたと思っていますので、これから加工されますけれども、むつ市の名前が必ずどこかに出ると思うので、むつ市のPRになればいいなと思います」

出荷されたジャガイモは、栃木県の青果業者「菜匠(さいしょう)」がすべて買い取り、ポテトチップスに加工されたあと、9月に、むつ市内などで販売される予定です。