その代わりに今年行われたのが灯ろうを境内に灯す万灯供養会です。
きのうは地域の人を中心に、およそ750体の灯ろうが準備され、境内に並べられました。

例年と違う形での供養となりましたが参拝者はそれぞれの思いを胸に境内を訪れていました。

鮭川村から「(水害は)自分の所は大丈夫だったが周りがすごいことになって、こうして自分が居るのも先祖様のおかげなんだなと」
山形市から祈願に訪れたこちらの女性もボランティアで寺の清掃を行っていました。

山形市から「すごくきれいになってまた多くの方が訪れているというのはものすごく感動しました。みんなで数日のお手伝いだったが少し力になれたかなと思った」

大きな水害に見舞われたなか開催できたことに住職は。
庭月観音 庭崎賢恵 住職「大きな水害だったが復興に向かってたくさんの方々のご支援をうけて送り盆の行事をすることができたことが一番ありがたく思う」

水害からおよそ1か月。形は変わりましたが、大切な人を思う気持ちは変わらず、復興への願いも込めて、あかりが灯されていました。
