幻想的な灯ろう流しで知られる鮭川村の庭月観音で昨夜、先祖供養が行われました。
今年は、大雨被害の影響で灯ろう流しは中止され、復興も願い、例年とは別の形で、行事が行われました。
鮭川村の庭月観音は、最上三十三観音の打ち止めの寺として知られ、およそ600年以上の歴史があります。

そこで、毎年8月18日行われるのが、送り盆の行事「灯ろう流し」です。
清流・鮭川に1000体を超える灯ろうが流され先祖の霊を慰めます。

しかし今年は…。
先月25日、大雨の影響で寺のすぐ側を流れる川が溢れ、寺一帯が人の腰が浸かるほどの泥水に覆われました。

水が引いた後、県の内外から訪れたボランティアが寺の片づけを行い、なんとか送り盆の日を迎えましたが、まだ復旧し終えていない鮭川に、灯ろうを流すのは中止にせざるを得ませんでした。
