夏の甲子園、60年ぶりに初戦を突破した静岡代表の掛川西が8月15日、2回戦で岡山学芸館(岡山)と対戦。掛川西はチャンスを作るもののあと一本が出ず、惜しくもベスト16進出はなりませんでした。
学校史上初の夏2勝を目指し、岡山学芸館と対戦した掛川西。地元・静岡県掛川市内のパブリックビューイング会場には、約180人が集まり掛西ナインに声援を送りました。
<掛川西高卒業生>
「2回戦も勝って、3回戦に連れてってもらえればうれしいと思います」
掛川西は1回表、連打で2死ながら一、二塁と得点圏にランナーを置き、5番キャプテン山下陸人。しかし、ここは三ゴロに倒れチャンスをものにできません。
2回裏、掛川西は主戦・高橋郁真が連打を浴びて、1死一、三塁のピンチを招くと、内野ゴロの間に三塁ランナーが生還し、先制点を許します。
パブリックビューイング会場には、母校の反撃を後押ししようと掛川市の久保田崇市長が、初戦に続いて駆け付けました。
<掛川市 久保田崇市長>
「投手戦ですね。どちらもいいのでまだわかりませんよ。絶対勝ちます」
地元からの応援を受けて早く追いつきたい掛川西は6回、1死1塁で、甲子園で当たっている2番鈴木脩平の右前安打でチャンスを広げます。
<パブリックビューイング会場>
「堀口!堀口!」
打席には4番堀口泰徳が立ちますが、二ゴロでチャンスを生かせず、同点とはなりません。
7回にも追加点を許し、迎えた最終回、一矢報いたい掛川西は、さきほどチャンスで凡退の堀口が意地の二塁打で出塁。その後、2死ながらランナーは三塁と攻め立てますが、6番杉山侑生が投ゴロに打ち取られ、試合終了。
最後の最後まで岡山学芸館先発・丹羽知則を打ち崩せず、ホームが遠かった掛川西。チームの目標である甲子園ベスト8進出は後輩たちに託します。
【第106回全国高校野球選手権大会2回戦=阪神甲子園球場】
掛川西 (静岡) 000 000 000=0
岡山学芸館(岡山) 010 000 10×=2
【掛】髙橋,増井-堀口
【岡】丹羽-佐藤
<本塁打> なし
<掛川西高野球部OB>
「元気をもらいましたのでありがとうと伝えたい。結果は負けてしまったけど、胸張って帰ってきてもらえればと思います」
<掛川西高 山下陸人キャプテン>
「ここぞの一発で決めるところに(相手と)差があったと思う。自分たちのために声を張り上げてくれた友達、先生、OBの方々に感謝を伝えたい」
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