79回目の終戦の日。長崎市にある護国神社では戦没者を追悼する集会が開かれました。

太平洋戦争などで亡くなった県関係の戦没者およそ6万人が祀られている長崎市の護国神社。終戦の日に合わせて開かれた追悼集会には遺族らおよそ50人が参列し、24歳の時に神風特攻隊として亡くなった松尾勲さんの遺書が読み上げられました。

松尾勲海軍少尉の遺書
「父母上様、喜んでください。勲はいい立派な死に場所を得ました。きょうは最後の日です」

【参列者】いとこが戦死した女性:
「私たちの為にお亡くなりになった方ですから、私たちはこの先ね、大事にこれを忘れないようにしていかないといけないと思っています。」

【参列者】父が戦死した男性(諫早市連合協議会):
「今遺族会としては年齢が、だんだんだんだん上になってしまって、後輩にどうして繋いでいくかということと、平和が基本ですからね、戦争がない世の中をどう作っていったらいいのか」

参列者は戦没者を追悼するとともに、平和な世界の実現を願い黙とうを捧げました。