終戦から79年となる15日、宮城県内でも戦没者を追悼する行事があり、遺族らが平和への誓いを新たにしました。

仙台市青葉区の宮城縣護国神社で行われた英霊奉謝祭には、戦没者の遺族などおよそ60人が参列しました。奉謝祭では、宮司が祝詞を奏上し、巫女による神楽が奉納されました。このあと、79年前に玉音放送が流れた正午に合わせて参列者が黙とうを捧げました。

参列者:
「おじさん2人、満州とフィリピンで戦死した。戦争のない平和な世界であってほしい」
「先の大戦で亡くなられた方をしのんで、自分も子どもを授かって日々の日常があることへの感謝を込めて参拝した。こういう形で戦争があったということを伝えていくことはしていきたい」
「平和が大事、恒久的な平和それを築かないといけない。毎年来れることは何かの役に立っているのではないか。微力だが戦没者のために一生懸命続けていきたい」

太平洋戦争などでは、宮城県から出征した人のうち5万6000人あまりが命を落としました。参列した人たちは、戦没者を悼みながら、平和への誓いを新たにしていました。