
優史さんが監督を務めた高知南高校では同級生。壮行会では、“恩師”の「20年分の思い」も読み上げられました。
(櫻井優史さん)
「この20年を振り返ると、二人のこれまでの歩みは順風満帆ではありませんでした。勝ったり負けたりを繰り返し、仲の悪かった幼少期…」

ともに負けず嫌いで、時にはぶつかってきた2人。「一方が活躍すれば、もう一方が燻る」、そんな競技人生を歩んできた2人ですが、だからこそ、お互いが“一番のライバル”であり、“一番の理解者”でした。
(櫻井優史さん)
「『夢はかなう』、そう信じて歩んできた二人。これまで『奇跡』だと思われてきたことを実現してきた『開拓者』の二人です。二人の『ライバル物語』、最後のステージ、しっかりと自分の夢を実現してほしい。そう願っています」
互いの存在があったからこそ掴んだ、パリへの“切符”。“夢舞台”で、見事に「二人での金メダル」を手にしました。
(櫻井つぐみ選手)
「自分がオリンピックに出るのはすごく嬉しいことなんですけど、ずっと一緒にやってきた幸大郎とオリンピックに出られるっていうのは、『自分たちがやってきたことが正しかったな』って思えるし、仲間として嬉しい。ここからは『金メダルを取る』ことが目標なので、“二人で金メダル”を取ることができるよう頑張りたいです」

(清岡幸大郎選手)
「こうやって、(つぐみと)同じ土俵に立って戦えるのは『すごく感慨深いものだな』という気持ちもあります。さっき、つぐみも言ったんですけど、同じように『金メダルを取ること』が目標で『ここで終わりではない』ので、(五輪出場は)『通過点』として、一緒に励ましあったり切磋琢磨し合いながら、オリンピックに向けて最終調整していきたいと思います」
