北アルプス剱岳の標高約2400メートルの上級者向けのルートで11日早朝、東京から登山に来ていた48歳の会社員の男性が滑落し、富山県警のヘリコプターで救助されました。男性は両足の骨を折るなどの重傷です。
上市警察署によりますと11日午前5時ごろ、北アルプス剱岳の標高約2400メートル付近の北方稜線で、東京から登山に来ていた48歳の会社員の男性が滑落しました。
他の登山者から「岩の上で仰向けで倒れている」と警察に通報があり、午前7時半ごろ、男性は県警山岳警備隊や県警ヘリ「つるぎ」で救助され、病院に搬送されました。
男性はヘルメットを着用していましたが、両足や鎖骨の骨を折ったほか、脳挫傷などの重傷です。

男性は、単独で黒部ダムから室堂を目指す2泊3日の登山を計画していて、10日は池ノ平小屋に宿泊。池ノ平小屋から剱岳の山頂に向かう途中だったとみられます。
現場は、登山道から外れた上級者向けルートだったということです。














