福岡市東区のアイランドシティについて、市は公募していた土地が完売したと発表しました。

高島宗一郎市長「アイランドシティの整備事業なんですが、28年の時を経てついに完売しました。そして最終的には、この事業全体として150億円の黒字で終わることになりました」

福岡市は26日、アイランドシティで公募していた約2万7000平方メートルの土地について、西鉄を代表とするグループと売買契約を結んだと発表しました。2029年4月に、物流倉庫が操業開始する計画です。

これにより、アイランドシティの分譲エリアは完売となりました。1994年に埋め立てに着手したアイランドシティは、当初、アクセスの悪さなどから土地の売却が難航していました。

市は、企業立地交付金の拡充や都市高速道路の延伸などの対策を実施。近年は、物流用地の需要の高まりで分譲収入が増加していて、10年前は160億円の赤字だった事業収支は、最終的に150億円の黒字に改善する見込みです。