8月11日は「山の日」。鳥取県の国立公園大山の登山口では、警察と高校生が、登山客に遭難防止を呼び掛ける啓発活動が行われました。

本格的な夏山シーズンを迎え、大勢の登山客でにぎわう大山。遭難防止を呼び掛ける活動には、鳥取県警琴浦大山警察署と地元の3つの高校の山岳部に所属する高校生たちが参加しました。

夏山登山では、特に熱中症に対する注意や備えが大切で、高校生たちは、登山客にチラシとともに塩分などを補給するキャンディーを配って注意を呼びかけました。

琴浦大山警察署 地域課 桑原香穂巡査「警察のみでやるのと違い、登山者の皆様がなごやかといいますか。山岳部の皆さんなんだね、頑張ってるねっていう風にお声がけをいただいたので、良い方向につながっていると思います」

米子工業高校 山岳部 西本涼平部長「熱中症を対策することがとても重要だと思うので、ぜひ気を付けてほしいなと思います。」

警察によりますと、大山では、今シーズン、熱中症による救助事案が、前の年より速いペースで進み、すでに3件発生しているということです。