夏の甲子園は、10日、宮崎県代表の宮崎商業が登場します。初戦を前に、選手たちは、9日、最終調整に臨みました。

(廣末圭治記者)
「大舞台での勝利を目指して。宮商ナイン、あすの初戦に向けて気合十分です」

いよいよ、10日、甲子園の初戦に臨む宮崎商業ナイン。
チームは、9日、尼崎市にある野球場で最終調整しました。

宮崎商業の初戦の相手は、全国最多となる7度の優勝を誇る愛知県代表の中京大中京。
タイプの違う6人のピッチャーがそろっているほか、粘り強い打撃も特徴です。

(宮崎商 橋口光朗監督)
「相手は日本一を経験しているチームだが、うちも1年間かけて、しっかり宮商野球を作ってきたので、それがひとつでも多く出せるように、選手たちに楽しんでもらいたい」

選手たちは、相手の左ピッチャーを想定した攻撃練習を行いました。

また、エースの小野壮真投手はバッターを相手に試合形式の練習に臨んでいました。

(宮崎商 中村 奈一輝 選手)
「中京大中京は強力打線で、自分たちは守備からリズムを作るというところで厳しい展開になると思うが、9回が終わったときに、どんな内容でもいいので、1点多くとって宮崎(令和)初勝利をつかみたい」

宮崎の地震の被害をニュースで知ったという選手たち。
地元で応援してれる人たちに元気と勇気を届けたいと、気持ちを新たにあすの試合に臨みます。

(宮崎商 谷口 真 主将)
「宮崎は本当に(地震で)大変なことが起きているので、自分たちが宮崎に元気と勇気を与えるプレーを頑張って行い、ハツラツとしたプレーで宮崎を明るく盛り上げたい」

感謝の思いを胸に大舞台に挑む宮崎商業。チーム一丸となって初戦突破をめざします。

宮崎商業は、10日午前8時からの第1試合で、中京大中京と対戦します。