この医師は、去年12月、病院と消防の間で、救急救命士から救命処置の指示要請を受けた医師は、必要な指示を与えなければならないとする協定があるにも関わらず、独断で消防などに「指示要請には応じない」とするメールを送りました。

そして、その状態が10日間に渡って続き、現場に混乱を生じさせました。

病院局は処分の理由について、十分な議論や院長への相談もなく勝手にメールを送ったことは、職務怠慢にあたるとしました。

また、廣岡保明院長に対しても、管理監督責任を怠ったとして文書による注意をしたということです。

今回の問題を受け病院局は、「消防とのコミュニケーションが取れる環境づくりを進めたい」としています。