午後4時43分ごろ、日向灘を震源とするM7.1の地震があり、高知県内にも、一時、津波注意報が発表されました。

この地震で、気象庁は、「南海トラフ地震臨時情報」を発表し、午後5時30分ごろから有識者らが集まって「評価検討会」が開かれていましたが、先ほど、その結果が出ました。

「巨大地震注意」と発表されました。

気象庁は、このあと午後7時45分に会見を開き、評価検討会の詳しい内容について発表する予定です。

南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の発表に伴い高知県では、一部の住民に対し、1週間の事前避難を呼びかけています。

南海トラフの周辺では、震源域の東側と西側で、時間差で大規模地震が発生するケースが過去にもありました。「安政の南海地震」は、1854年、南海トラフの東側で地震が発生したおよそ32時間後に西側で地震が発生しました。そして「昭和の南海地震」は、1944年に南海トラフの東側で起きた地震のおよそ2年後に、西側で地震が発生しました。

高知県では、「巨大地震注意」の臨時情報が発表されたことを受け、自主的な事前避難を呼びかける市町村があります。

県や自治体から防災についての対応が呼びかけられますので、それぞれの内容に応じた防災対応をとってください。

気象庁の評価検討会の結果、「巨大地震注意」と発表されました。

今回の臨時情報は、必ずしもすぐに巨大地震が発生すると予知したものではありません。

しかし、家具は固定しているか、家庭で備蓄をしているか、避難場所、避難経路を理解しているかに加え、非常用袋やヘルメットを玄関に置いておく、寝るときは枕元にはきなれた靴を置いておくなど、日頃からの地震への備えを再確認してください。

そして、地震が発生したらすぐに避難できる準備をしてください。