能登半島地震の被災地、富山県氷見市の林正之市長は8日午後の記者会見で、検査で見つかった膵腫瘍が悪性だったと発表しました。肝臓にも転移しているということです。
今後は、公務をしながら月に2回の抗がん剤治療を受け、腫瘍が小さくなれば切除するとしています。
林市長は来年4月に任期満了を迎えますが「再選について、今はまだ判断できる状況ではない」と述べています。
一方、震災復興に向けては「今は復興に向けて一時たりとも歩みを止めるわけにはいけない。ただ、トップが不在になるとだめなので病状が急変したら別の考えもありうる」と語りました。
林市長は7月22日午前に「体調が優れない」として病院を受診し、翌23日から検査入院しました。その後、9日間の検査入院を経て8月1日から公務復帰しましたが、自身の病状については明らかにしておらず8日の会見で説明するとしていました。