大規模な反政府デモの末、政権が崩壊したバングラデシュで、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏をトップとする暫定政権の発足が決まりました。
バングラデシュでは先月以降、大規模な反政府デモで300人以上が死亡し、15年にわたり権力を握っていたハシナ氏は首相を辞任してインドに逃れました。
政治的空白が懸念される中、大統領府は経済学者のムハマド・ユヌス氏が首席顧問として率いる暫定政権の発足を決めました。
ユヌス氏は、貧困層の自立を少額融資で支援する「グラミン銀行」の創設者で、2006年にノーベル平和賞を受賞しました。
フランスに一時滞在していたユヌス氏は8日に帰国する予定で、国民に対し「暴力によってこれ以上、敵を作らないでほしい」との声明を出しています。
バングラデシュでは首相の辞任後も与党関係者や少数派のヒンドゥー教徒らが襲撃されるなど混乱が続いていて、総選挙の実施に向けた治安の維持が大きな焦点となります。
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