風向きは「水平」「ななめ下」どっちが節電?
風向きの設定は「水平」と「ななめ下」どっちが節電になるでしょう?
街の人「ななめ下。下にたまっていく方が涼しいかなって」「水平。壁に当たっていろんなところに循環していくかなと思って」
こちらは街でもかなり意見が分かれました。正解は

ダイキン広報 重政周之さん「風向きは『水平』でお願いします。エアコンをつけている時というのは暖かい空気が天井の方に、冷たい空気が床の方にたまる。「温度ムラ」ができやすい環境になっています。エアコンは室内機の中に温度センサーが入っていて、この温度センサーで室内の温度を見ながら運転をしているわけですが天井の方に暖かい空気がたまっていると「まだこの部屋は涼しくなっていないんじゃないか、まだ運転しなければいけないんじゃないか」ということで、必要以上に運転してしまうことがあるんですね」
暖かい空気がたまった上の方に冷気を送って温度ムラを解消、というわけなので、風向きは『水平』が節電に。

ダイキンによりますと一日つけっぱなしにして消費電力量を計測したところ1か月換算の電気代は『水平』が約2580円、『ななめ下』が約3510円となり、約930円の節約になったそうです。
さらに、シーリングファンやサーキュレーターを使って部屋の空気をかくはんすると、より節電効果もアップします。
「1℃下げる」と「風量を強める」どっちが節電?ポイントは圧縮機の負担

暑いなと思った時に、「設定温度を1℃下げる」と「風量を強にする」。どっちが節電になるでしょう?
街の人は「1℃下げる。強にしてゴーってなったらその分電気を使いそうだから」
街では3対2くらいで「1℃下げる」という意見が多かったのですが、正解は。

ダイキン広報 重政周之さん「暑く感じたときは設定温度を下げる前に風量を上げて欲しい。エアコンの設定温度を下げるということは、エアコンの室外機に入っている圧縮機に負荷がかかることになる。その分、消費電力量が大きく上がる。一方、風量を上げる場合は室内機の中に入っている送風ファンの回転を速くすることになる。」
実はエアコンの心臓部ともいうべき圧縮機が、消費電力の約8割を使っているんです。
風量を強くすると運転音が上がって、たくさん電気を使っているようなイメージがありますが、ダイキンによりますと風を送るモーターの電力消費は圧縮機に比べると、半分程という調査結果に。
暑い時には、設定温度を下げる前に風量を上げてみるとしっかり節電になるんです。














