山口県岩国市の会社員女性(40代)が、SNSで知り合った男性を名乗る人物から暗号資産への投資を勧められ、現金100万円をだまし取られる被害にあったことが2日、分かりました。
山口県警岩国署によると、被害にあった女性は今年5月中旬ごろ、SNSを通じて男性を名乗る人物と知り合いました。
メッセージを重ねていると、この人物から「円安なので、銀行に預けていても意味がない」「私は暗号資産に投資して利益が出ている」などと言われました。暗号資産への投資をするアプリのインストールを勧められ、話を信じた女性はアプリをインストール。今年6月末にアプリのカスタマーサービスを名乗る人物から、SNSで連絡があり、指定された口座に投資名目で現金100万円を振り込みだまし取られました。
女性が後日、投資したことを同居する家族に相談したところ、不審に思った家族の指摘で被害が発覚しました。女性は男性を名乗る人物と約1か月メッセージをやりとりし、好意を抱いていたということです。
警察は詐欺の疑いで捜査していて、「SNSで金を要求するのは詐欺の手口」と注意を呼びかけています。