山口県医師会は、子宮頸がんなどを防ぐHPVワクチンを接種できなかった世代に、早めの接種を呼びかけました。
県医師会 加藤智栄会長
「ワクチンによって防げばですね、子宮頸がんにかかるリスクは大幅に減ります。せっかく公費助成がついておりますので、県民のみなさまにはなるだけたくさんですね、ワクチン接種していただきたいと」
県医師会が会見で、子宮頸がんを予防するためのワクチン接種を呼びかけました。子宮頸がんは若い女性がかかりやすく、日本では毎年およそ2900人が死亡しています。

これを防ぐHPVワクチンは小学校6年から高校1年の女性を対象に公費による接種が行われていましたが、接種後に体の痛みなどを訴える人が相次いだことで、厚生労働省は一時、接種を勧めることを中止していました。
機会を逃していた27歳までの女性は、「キャッチアップ世代」として無料接種ができます。
この世代の無料接種は9月末までに初回を接種しないと、最大10万円の自己負担がかかるようになります。この世代も接種率は7.2パーセントと低迷していて、県医師会は未接種の人への声かけなどを呼びかけています。