石垣島最大の豊年祭が行われ、多くの人で熱気に包まれました。
7月29日に行われた四ヵ字(しかあざ)の豊年祭は、市街地にある4つの地域の関係者が御嶽(おたけ)に集まり、今年の豊作を感謝し来年の豊穣を願うものです。
はじめに子どもたちが穀物の種を持って豊作に感謝する踊りを披露したあと、各地域の人たちが旗頭や舞踊などを奉納しました。

続いて、「ブルピトゥ」と呼ばれる女性が子孫繁栄を願って男綱と女綱を棒で結びつけるアヒャー綱(づな)の儀式が女性たちによって行われました。
さらに日が沈むころ、なぎなたと鎌を持った2人の勇者が戦いを繰り広げる「ツナヌミン」が行われ、祭りは最高潮に達しました。

最後には東西に分かれて大綱引きが行われ、今年は西が勝利しました。
(7月29日 八重山通信員 吉田永吉)