パリオリンピックの話題。オーストリア代表のアーチェリー選手は、実は山口県への留学中に競技の魅力にとりつかれたそうです。

山口県下松市の華陵高校、アーチェリー部。
実はここからオリンピアンが生まれていたんです。

オーストリア代表のエリザベス・シュトラッカ(STRAKA Elisabeth)選手です。
日本時間で、7月31日午後7時40分ごろ、初戦を迎えます。
エリザベス選手は県内唯一の英語科があり、国際交流に力を入れる華陵高校へ、1年間留学していました。

2015年の留学当初は音楽に熱心だったそうで、在籍中に、フルートの演奏を披露。体育祭の感想を語る姿も残されていて、学校生活を楽しんでいたようすが伺えます。

そして高校でアーチェリーに挑戦。
これが、オリンピックを目指すきっかけになるとは、恩師も想像はつきませんでした。


華陵高校でエリザベス選手にアーチェリーを指導 新谷昌也さん
「最初は、普通にアーチェリーに興味を持って、やっているだけな感じだったんですけど、センスはあるなとすごく思っていたので、続けてもらえたらなとは思っていた。まさかここまで行くとは思っていなかったです」

当時指導した新谷昌也さんは、エリザベス選手のことを振り返りながら、大舞台での活躍や再会を楽しみにしています。
「勝敗も大事だとは思うんですけども、ずっと続けてもらってですね。日本にまた来てもらって、一緒に、アーチェリーしてみたいなと思っています」


後輩は、先輩の大きな背中を追いかけています。

華陵高校アーチェリー部 沖本明子さん(高2)

「実際に会ったことはないですけど、すごく憧れである大きな存在でもあるので、エリザベスさんのような強い選手になれるように頑張りたいです」

世界へ羽ばたいたエリザベス選手。
国の垣根を越えた応援が下松市から送られています。