■メジャーリーグ カージナルス 0ー2 カブス(日本時間24日 リグリー・フィールド)

カブス・鈴木誠也(28)が本拠地でのカージナルス戦、ダブルヘッダー第1試合に“4番・ライト”でスタメン出場した。

カージナルス先発のA.ウェインライト(40)はメジャー17年目で193勝をあげている大ベテラン。前回8月3日(日本時間)の対戦で、鈴木は3打数無安打に抑えられている。
2回の第1打席は85マイル(137キロ)のカットボールを完璧に捉えサードへの強烈な打球を放ち、9年連続ゴールドグラブ賞のサード・N.アレナド(30)のグラブを弾いたが記録はエラー。それでもしっかりと自分のスイングでボールを捉える調子の良さが伺えた。

カージナルスのウェインライトとバッテリーを組むキャッチャー・Y.モリーナ(39)はポストシーズンを含めメジャー記録の204勝をあげているバッテリー。1対0とカブスリードの3回、1死一、二塁で迎えた第2打席は、息の合ったメジャー最強バッテリーにカウント0-2と追い込まれたが、ここからシンカー、カーブ、カットボールと様々な球種に食らいつきファールで粘った。そして8球目、外角のカットボールを逆らわずセンター前へ運び、2試合ぶりのヒットで貴重な追加点。打たれたウェインライトはマウンド上で悔しそうな表情を見せた。さらに鈴木は今季8個目の盗塁も成功させた。

第3打席はライトフライ、第4打席は空振り三振で鈴木は4打数1安打1打点1盗塁、打率.247となった。試合はカブスが逃げ切り連敗を2で止めた。