過去最悪の被害額となっている特殊詐欺・SNS型の詐欺の被害を防ごうと、高知市の中心街で啓発活動が行われました。

啓発活動を行ったのは高知県警と、ボランティアで集まった高校生と大学生、さらに、NTT西日本などおよそ20人です。県警によりますと、今年に入ってからの特殊詐欺・SNS型の詐欺の被害額はおよそ6億5500万円で過去最悪となっています。

30日は、高知市の中心街で、通行人にチラシやうちわを配布し、「警察官を名乗って金銭を要求することはない」「SNSでのもうけ話は詐欺」などと、注意を呼びかけました。

「最近はメールでの詐欺が多くて、銀行員や警察官を装った(詐欺の)被害が多いので気をつけてほしいと思う」
「祖父母がスマートフォンを持っているので、投資詐欺などに引っかからないように声かけをしたい」

高齢者だけでなく若い世代も被害にあっていることなどから県警は、「家族間で気をつけてもらいたい」としています。