今年5月に本島南部のアパートの駐車場でコカインを鼻から吸い使用したとして、15歳の少年が麻薬取締法違反の疑いで警察に逮捕されていたことが分かりました。

7月10日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、本島南部に住むとび職の少年(15)です。

警察によりますと今年5月、関係者から「少年の様子がおかしい」と警察に通報があり、警察官が駆けつけたところ、少年に目の焦点があわないなどの症状がみられたことから尿検査を行ったということです。

検査の結果コカインの成分が検出されたため、警察は少年がコカインを使用したとして7月10日に逮捕したとしています。

沖縄県警本部



警察の取り調べに対して少年は「コカインを鼻から吸った」と容疑を認めていて、売人とSNSでやり取りし、実際に会って購入したと供述しているということです。

また、薬物使用は友だちに勧められて興味本位で大麻を吸いはじめたのがきっかけと話しているということです。

県内で麻薬取締法違反での少年の摘発は6月末時点で10人にのぼっています。去年同時期には1人もいなかったのに比べ、まん延が懸念される状況となっています。