鳥取県水産試験場 尾田昌紀 底魚資源室長
「この大きなのはエチゼンクラゲで間違いないと思いますね。
中国の、黄海とか渤海の辺りに発生源があると言われているんですけども、それが対馬暖流に乗って日本海に入ってくると言われています。
対馬暖流というのは西から東と言いますか、対馬海峡から入って日本列島に沿って北に向かって流れていくんですけれども、対馬暖流の流れも蛇行してたりしますので、今の流量だと隠岐諸島の方をまわって鳥取をちょっと迂回して福井、京都の方で接岸するような流れです。なのでクラゲの主流の先端はもう京都府の方まで行ってるんですけども、逆にちょっと迂回しているがための来遊かなと思います」

エチゼンクラゲが今年また大量発生していて、県内ではすでに大山町の御来屋漁港で大量発生を確認。
さらに増えればエチゼンクラゲの重さで定置網が起こせなくなる、魚の選別の支障になるなどの被害が懸念されます。

鳥取県水産試験場 尾田昌紀 底魚資源室長
「中国の経済発展に伴って、海の富栄養化が進み、エチゼンクラゲが大量発生する引き金にはなっていると言われていますね」