二十四節気のひとつ「大暑」を迎える頃になると、しまくとぅば(沖縄の言葉)で「ビーグ」と呼ばれる「い草」が収穫の最盛期を迎え、県内の産地うるま市では、農家が家族総出で刈り取り作業に追われます。

「ビーグ」は畳表やゴザの原料として使われるいぐさ科の植物です。

うるま市の具志川から与那城照間にかけては良質な土壌の田んぼが広がっていてビーグの一大産地となっています。

収穫されたビーグ



田んぼでは朝から農家が家族総出で背丈ほどにまで成長したビーグを鎌を使って刈り取ったり選別して束ねたりする作業に追われていました。取材した日は台風3号の影響か風があって涼しく感じられ、農家の作業も捗っている様子でした。

夏の風物詩であるビーグの刈り取りの光景は今月一杯みられそうです。(22日:中部通信員 高瀬弘行)