26日、熊本市電で起きた脱線事故について、市交通局はレールと車輪が擦り減っていたことが原因と発表しました。
「レール摩耗と事故車両の車輪の摩耗という複合的な要因により発生したと判断した」(熊本市交通局 運行管理課 荒木敏雄副課長)
この事故は、26日の午前11時すぎ、田崎橋電停を出発した車両が熊本駅近くで脱線したものです。
乗客と乗員合わせて4人にけがはありませんでした。
事故を調査していた市交通局は28日、運行可能な基準内だったもののレールと車輪が擦り減っていることを確認したということです。
現場は車両の折り返しポイントでレールの分岐頻度が高いことも背景にあると分析しています。
市交通局はレールの補修が完了したことから、田崎橋と熊本駅前の区間の運行を29日の始発から再開する予定です。