地震などに備え、防災対策を支援するボランティアの活動を周知しようと愛媛大学では、27日防災セミナーが開催されました。

セミナーでは、まず自宅の防災対策で支援が必要な高齢者をサポートするボランティアチーム「新たな備えサポート隊」の活動が紹介されました。

そして能登半島地震で現地調査を行っている愛媛大学の芝大輔准教授が、建物倒壊の恐ろしさや今月やっと解体が進み始めた状況を説明したうえで「備えを自分で進められない人もいる。地域ぐるみで行う取り組みが重要」だと訴えました。

また、実行委員会の田村太郎事務局長は、輪島市では、住宅が全壊でもおよそ3割の人が自宅にとどまっているという調査結果をふまえ、普段からの備えや各住宅への支援の大切さを伝え、参加者は真剣に聞き入っていました。