利用者の増加が赤字額の圧縮に貢献
一方で他社同様に電力費・物価高などにより営業費用がかさんでいるなかで、運賃収入などの営業収入から営業費用を差し引いた営業損益が3400万円の赤字となったものの、前年より1億9800万円も赤字額が少なくできたことも今回の好決算の一因と言えます。
今回の決算では、この営業損益に営業外収支に計上される受託工事の金額が加わって、経常損益が9793万円の黒字になっており、利用客が減ったり、赤字額が増えたり、受託工事がなかった場合にはこのような好結果にならなかったと思われます。
あいの風とやま鉄道では、今後も管理コストを削減して、安全第一の運行と安定経営に努めたいとしています。

あいの風とやま鉄道以外で経常黒字だったのは他に3社あり、黒字額は「智頭急行」が8460万円、「南阿蘇鉄道」が1889万円、「信楽高原鉄道」が152万円でした。