老朽化などで休館している福岡市博多区のスケートリンク「パピオアイスアリーナ」について、新たな動きがありました。福岡県と福岡市が改修費の一部を負担し、営業再開へ向けて支援する方針を固めたことがわかりました。
西部ガスグループが運営する市内唯一の常設スケートリンク「パピオアイスアリーナ」は、老朽化などを理由に去年7月から休館しています。
利用者の低迷や高い維持費から累積赤字は20億円に上っていて、営業を再開するには老朽化した設備の更新など、約5億円の改修費がかかることから、西部ガスは福岡県と福岡市に支援を求めていました。
高島市長「県と今回一緒になって、これは公益的な意味合いがあるんだと、福岡市の単に市民のということだけではなく、より広い公益に意味があるんだと。一定の整理ができたことから、その方向性が決まったわけですね。残ってくれて本当に良かったなというふうに思います」
福岡市の高島市長は22日の会見で、改修費の一部を県と市で折半し、営業再開へ向けて支援する方針を明らかにしました。
スケートリンクは今年度中の再開を目指し、調整が進められる予定です。
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