福島県須賀川市で、陸上競技に取り組む中学生2人が病気で義足となった同級生を支援しようと、クラウドファンディングを立ち上げました。支援の輪は広がり、開始から1週間足らずで目標金額の半分を超える180万円あまりが集まっています。
クラウドファンディングを立ち上げたのは、須賀川一中2年の三浦香愛(かな)さんと黒田悠月(ゆづき)さんの2人です。

2人には、同じ陸上部に所属する同級生の男子生徒がいます。2人と男子生徒は、自己ベストが近く、試合や練習では3人で競い合いながら力をつけてきたといいます。
しかし、去年7月、男子生徒に病気が見つかり、今年1月、病気の影響で男子生徒は義足となりました。その後、入院や治療もあり、2人は男子生徒となかなか会うことはできませんでしたが、今月、ようやく面会の機会が訪れました。
三浦香愛さん「今月本人と面会した際に自ら大会に出たい、走りたいという思いを聞いた。そのことがきっかけでクラウドファンディングを立ち上げようと思った」
面会で、競技用にオーダーメイドして作る義足は趣味嗜好品の扱いとなり、自費で制作しなければならないことを知った2人は、男子生徒に競技用の義足を贈るため、クラウドファンディングを立ち上げることを決めました。













