「もしもし、聞こえますか?」「火事ですか?救急ですか?」
那覇市消防局の情報指令センター。24時間・365日、119番通報を受け付け、市内の各消防署などに消防車や救急車の出動を指揮しています。
▽119番通報を受理する司令員
「熱中症、めまいがして立てない」
熱中症の疑いのある患者の搬送依頼です。RBCが取材した17日は、県内全域で熱中症警戒アラートが発表され、那覇の最高気温は34.5度まで上がりました。
今年度、那覇市の情報指令センターで119番通報を受理し、出動した件数は1日平均74件ですが、13日には今年度最多の114件を記録。ひっ迫しています。
日々、現場対応にあたっている隊員は。
▽那覇市消防局救急課 我那覇正人 救急隊隊長
「昨年に比べて、だいぶ増えていると感じています」
猛暑で増え続けている救急搬送件数。救急隊が患者の元へ到着する時間に影響を与えています。
「現場到着するまでの時間は前年に比べて伸びていると感じています」「実際に救急隊が全体出動して、次の要請があった時に速やかに救急出動ができないというケースが現実に起こり始めている状況です」
受け入れ先の病院を見つけるのも難しくなっています。
「どの医療機関もひっ迫している状況を肌で感じています」「最近特に、発熱者または新型コロナウイルスの感染者等も増えていますので、それに伴う医療機関の受診も一因かな」