山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ新しい道路、「下関北九州道路」の整備促進に向けた大会が下関市であり、8月に早期実現を目指して国に要望活動を行うことになりました。

下関北九州道路整備促進大会には、山口、福岡県知事をはじめ地元経済団体などからおよそ400人が参加しました。

道路の早期実現に向け、官民が一体となって道路の必要性などをアピールします。現在示されているルート案では、下関市の旧彦島有料道路と北九州市の都市高速道路を結びます。

関門トンネルと関門橋の代替機能を持つもので全長はおよそ8キロ。総事業費は最大3500億円を見込んでいます。現在、山口県と北九州市で2026年春の都市計画の決定を目指して地権者などからの意見をふまえた計画原案をまとめ、公表されています。大会では環境影響評価や都市計画決定の手続きを着実に進めること。

有料道路事業の導入など効果的な整備手法を検討すること。

また地域活性化につながる道路となるよう検討することの3点が採択されました。

村岡嗣政 知事
「だんだんと(実現の)熟度は高まってきておりますが、これを確実なものにするということと、スピードアップするということですね。そういった意味で計画の手続きも進めていかなければいけませんし、事業主体としてのスキームですとかそうしたところの議論もこれから国の方にしっかりと求めていかなければいけない、そういった段階に入っていると思っています」

大会の決議内容について8月23日、国の関係省庁に直接要望することにしています。