山口県阿武町の阿武中学校では19日、生徒が体育館にパイプいすを並べて終業式が行われました。なぜでしょうか。

生徒たちはいすに座って校長の話を真剣に聞いています。阿武中学校では今年4月、矢田部敏夫校長が着任して、いわゆる体育座りを廃止しました。学校では、体育座りの姿勢が体に負担がかかるため集中力が落ちるうえ、生徒を床に座らせることにも抵抗があるということから「脱・体育座り」となりました。

終業式はおよそ40分で終了。生徒たちの反応は?

3年生
「腰がよく痛くなるんですけど、いすに変わったからクッションがあるから、腰の負担も楽になるし集中して聞きやすいようにはなりました」
3年生
「じかに床に座るのは、掃除をしていてもちょっといやだなという部分はありました」
阿武中学校 矢田部敏夫 校長
「長時間に渡って体育座りをしていると、だんだん子どもが集中力が切れてきてつらそうだなというのを見て、こう取り組んだらいいんじゃないかと思いました」